トップ公演情報バリアフリー演劇 東京演劇集団風「ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち」

バリアフリー演劇 東京演劇集団風「ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち」

開催日:2022年5月3日(火・祝)
演劇 コミネス主催 託児サービス利用可

自分らしい明日を探しているすべての人へーー。「生きている幸せをともに味わいたい」と求めあうヘレン・ケラーとアニー・サリバンの出会いの物語。字幕、音声ガイド、舞台手話通訳により、あらゆる人がともに楽しめるバリアフリー演劇です。東北の公共ホールで初めての上演となります。

開催日時
2022年5月3日(火・祝)
13:00開場/13:40舞台説明/14:00開演
※16:00終演予定
※鑑賞サポートの内容、舞台の広さ、出演者の紹介などを行う舞台説明があります。
会場
大ホール
料金
一 般 2,500円/友の会 2,000円 
29歳以下 1,500円/高校生以下 800円
障害者手帳をお持ちの方 1,200円
介添えの方(1名まで) 1,200円

※友の会価格は1人につき2枚まで
※当日、障害者手帳、学生証、身分証明書をご提示いただくことがあります。
※小学生からご入場いただけます。
お得な情報
サービス情報

託児サービスあり(要予約)

車椅子席についてはお問合せください。

チケット発売日
3月6日(日)10:00から
※電話予約は翌日10:00から
チケット取扱い
コミネス チケット窓口 コミネス オンライン予約システム みどり書房白河店、TUTAYA黒磯店(那須塩原市)
お問合せ
白河文化交流館コミネス
TEL:0248-23-5300
備考

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『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』作:松兼功 演出:浅野佳成

  「ヘレンケラー~ひびき合うものたち」(PDF 2MB)  

人と人との"波動"が求めあう出会い――

幼少期の病のため、聴力・視力を失い、話すこともできないヘレン・ケラーと困り果てた家族のもとに、新米の家庭教師アニー・サリバンが訪れる。情熱的に教えようとするも、ヘレンに拒絶され続けるアニーは、周囲と離れ二人きりで生活することを決意する。与えられた時間は2週間。失敗を繰り返しながらお互いを求め、理解し、身体ごとぶつかり合う対話から世界を広げていく2人の出会いを描く「東京演劇集団 風」の代表作です。

 

バリアフリー演劇について

目が見えない人たちや、耳が聞こえない人たちも、みんなで一緒に舞台を楽しめるように、様々な鑑賞サポートを取り入れた演劇の事を「バリアフリー演劇」と呼んでいます。台詞の字幕表示や、音声ガイドを追加したり、更にはシナリオや演出にも工夫を加えていこうという新しい試みです。

 

①上演前の舞台説明

劇団員が、鑑賞サポートの内容や舞台装置、登場人物の役柄が衣装などを紹介します。

舞台説明

②舞台上での手話通訳

舞台手話通訳者が登場し、物語の進行に合わせて、手話でストーリーを表現します。芝居に溶け込むような通訳にも注目ください!

手話通訳

③バリアフリー字幕・音声ガイド

セリフなど音の情報を字幕で表示し、俳優の動き、表情などを客席に流れる音声ガイドで解説します。

バリアフリー字幕

聴覚障害のある方には、上演台本の事前貸出も実施しています。

 

みなさんへのメッセージ 稲葉礼恵(俳優)

重度の脳性マヒの障害がある作家・松兼功さんと、障害者施設職員の北岡賢剛さん。 ふたりとの出会いがあって、『ヘレン・ケラー 〜ひびき合うものたち』が誕生しました。 どんな障害がある人も、ない人も、さまざまな欠点がある人も、悲しみを抱える人も、一緒に生きて喜びを感じられる世界であってほしいという願いが、この作品の根底にあります。 視覚と聴覚に障害があるヘレンと、貧困のなかで家族を亡くしたアニー。世界中の人々に影響を与えたこのふたりの出会いが、どのようにして起こったのだろうと想像し、現代を生きる人たちの希望につながる物語にしたいと考えました。 本当はヘレンとアニーの物語は特別ではなく、すべての人の人生に通じるものがあるのではないかと思います。
私自身、これまでの人生を振り返ると、失敗ばかりして、うまく生きられないと苦しむことがたくさんありました。それでも、私が私らしく生きることを願ってくれる人の存在、心を突き動かす言葉との出会いが、いつも、新たに「生きていきたい」と思える世界を切り開いてくれました。 『ヘレン・ケラー 〜ひびき合うものたち』を観る皆さんには、これからたくさんの未だ見ぬ明日があります。今日、ここで感じることが種となって、日々の出会いを重ねながら心の中で育ち、ひとりひとりの未来へゆたかに花開くことを願っています。そして時には苦しいことや悲しいことがあると思います。しかしそれは必ず、人とつながり生きていく強さと優しさに変えていけることと信じています。
 

出演者

ヘレン・ケラー………………………………倉八ほなみ
アニー・サリバン……………………………髙階ひかり
アーサー・ケラー(ヘレンの父)…………酒井宗親
ケート・ケラー(ヘレンの母)……………仲村三千代
ジェイムス・ケラー(ヘレンの兄)………蒲原智城
アナグノス(アニーの先生)………………緒方一則
医者……………………………………………坂牧明
パーシィ(ヘレンの友達)…………………稲葉礼恵
ビニー…………………………………………清水菜穂子
 

バリアフリー版 制作スタッフ

舞台手話通訳………………小島祐美
音声ガイド…………………辻由美子
字幕・音声ガイド制作……Palabra株式会社
監修
大河内直之(東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、特定非営利活動法人バリアフリー映画研究会理事長)
廣川麻子(特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)、東京大学先端科学技術研究センター熊谷研究室)
 

スタッフ

音楽…………小室等
音響…………酒見篤志
照明…………坂野貢也
舞台美術……上田敦子
舞台監督……佐田剛久