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作品創造

コミネスは、多様な芸術鑑賞に加えて、地域ならではの舞台創作・上演を行い、新たな白河文化を生み出す創造型の公共ホールを目指しています。

これまでの活動

平成28年度

FUKUSHIMA白河版オペラ「魔笛」(平成29年3月20日)

写真:コミネス通信での告知画像

モーツァルトの傑作オペラ「魔笛」を、FUKUSHIMA白河版として新たに翻案・脚色。アニメ「ドラゴンボールZ」の脚本家小山高生が台本を手掛け、古代と現代が織りなす和洋融合の世界を舞台に、勇気と愛と和解の物語を生み出しました。指揮・編曲の杉山洋一、二期会の文屋小百合、倉本晋児、新海康仁などプロの音楽家に加え、開館と同時に発足したコミネス混声合唱団をはじめ、童子役、役者、子役などに市民が参加。FUKUSHIMA白河版の「魔笛」には、震災復興への歩みも重ねられ、巨大震災画で知られる加川広重の舞台美術を起用、管弦楽では「ふくしま復興祈念オーケストラ」が演奏しました。


平成29年度

「白河スーパー薪能」(平成29年5月27日)

写真:コミネス通信での告知画像
プログラム
  1. ①「現代音楽コンサート」〈盃(サカツキ)17絃筝とエレクトロニクスのための〉(杉山洋一委嘱新作世界初演)
  2. ②白河提灯まつり行列
  3. ③ライティングショー(電子音響:有馬純寿)
  4. ④仕舞「高砂」(松山隆雄)、能「石橋」(山中迓晶、松山隆之ほか)

震災からの修復が進む小峰城の石垣を背景に行う新しい能楽イベント。伝統文化と白河文化を融合した創造性豊かな4つの演目をお披露目しました。①白河の南湖と、そのモデルとなった古代中国の洞底湖をモチーフに作られた現代音楽「盃」の世界初演。②白河人の精神文化とも言える白河提灯まつりのパフォーマンス。③「白河踊り」を元に作曲された電子音響に乗せて、修復された石垣に光を当てるライティングショー。④篝火の光とレーザー照明の光という古典と現代の光のなか浮かび上がる幽玄な薪能。

「スペースオペラKEGON」(平成30年3月18日)

写真:コミネス通信での告知画像

東日本大震災からの創造的復興への願いを込めて、「希望の光と命の躍動」をテーマに、ヤマザキミノリによる“光のアート”と松下功手がける現代音楽、そして森山開次らによるダンスが融合するステージを市民参加により立ち上げました。「KEGON」は華厳経の「光明遍照(こうみょうへんじょう)」(無限の光が世界の隅々まで照らし出す様子)の世界観に基づいており、この世に生を受けたひとりの男の子の試練と成長の物語を通して、人間の命の大切さや尊さを訴えました。


平成30年度

「地域の映像と巡る 昭和歌謡コンサート」(平成30年10月21日)

写真:コミネス通信での告知画像

かつて栄えた旧市街地の街並みや生活文化を記録した写真映像とともに、古関裕而(福島出身)をはじめとする世代を超えて愛されてきた昭和歌謡の名曲をお届けしました。コンサートでは、清水史広(指揮者)の指導により、オーディションで選ばれた12人の歌い手が地元の混声合唱団とも協演。また、地域活動として「大昭和祭(2008~2017)」の白河青年会議所や、「新風亭」《人力車&昭和レトロ館》の協力を得て、ホールのロビーでは人力車や昭和の手書き看板の展示を行いました。

新作楽劇「影向のボレロ」(平成31年3月24日)

写真:コミネス通信での告知画像

新作楽劇「影向のボレロ」は、戊辰戦争最大の激戦地、「白河口の戦い」で知られる白河市で戊辰戦争150年を記念して作られました。現代の白河に暮らす親子が150年前にタイムスリップし、生オーケストラの演奏に合わせたダンス、合唱、バレエで戦乱の様子を追っていく全4幕・11場。白河では民衆が戊辰戦争で戦った両軍を別け隔てなく弔った史実があり、「死んでしまえば敵も味方もない」という「仁の心」が作品のテーマとなっています。市内に伝わる白河踊りは敵方であった山口県萩市にも受け継がれてもおり、音楽では両軍の繋がりを強く示す「白河踊り変奏曲」をモチーフに、音楽監督決定後に急逝した・松下 功の意志を、師の弟子にあたる川島素晴が受け継ぎました。世界的な和太鼓奏者・林 英哲や福島フィル、日本舞踊の中川雅寛、ナレーターに春風亭昇羊が登場、約100名にも及ぶ市民出演者とともに壮大な楽劇を堂々上演しました。


令和元年度

能オペラ「恋歌舞SO-MON」(令和元年7月20日、21日)

写真:コミネス通信での告知画像

古代日本人の恋歌=相聞をテーマに、元号「令和」でも話題になった「万葉の世界」が繰り広げられる能/オペラ。万葉の大歌人・大伴家持(おおとものやかもち)と謎の山口女王( やまぐちのおほきみ )など古代貴族の相聞を主軸に、人間の生きることの儚さ・抒情、揺れ動く男女の心模様を展開しました。音楽ではプッチーニの代表的オペラの名曲を物語に織り込み、能楽師・オペラ歌手・ダンサーによる二人一役で、歌と舞とを演じ分けることに挑戦。能楽師の津村禮次郎、多面体表現者の中村明日香、オペラ歌手の中鉢聡、日本舞踊の中川雅寛など表現領域を超えた共演で和装スタイルの《動く絵巻物》の世界を創り上げました。

全国共同制作オペラ ヴェルディ/歌劇「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」(令和2年2月9日)

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全国の劇場・音楽堂、芸術団体が高いレベルのオペラを新演出で制作するプロジェクトに白河が加わり、ヴェルディの最高傑作の一つである歌劇「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」をコミネスで初演しました。ダンスカンパニーNibroll主宰の矢内原美邦がオペラ初演出。オペラ歌手に加え5人のダンサーも起用し、音楽と身体表現の新たな地平を目指しました。音楽では、スウェーデンの名門イェーテボリ歌劇場の音楽監督ヘンリク・シェーファー指揮のもと、ヴィオレッタ役にはエカテリーナ・バカノヴァ、アルフレード役には宮里直樹を迎え、管弦楽では国際的なプロ楽団オーケストラ・アンサンブル金沢が登場しました。矢内原による現代的な解釈や斬新な演出は話題を呼び、これまでみたことのない新しい椿姫が生み出されました。 功の意思を、師の弟子にあたる川島素晴が受け継ぎました。世界的な和太鼓奏者・林 英哲や福島フィル、日本舞踊の中川雅寛、ナレーターに春風亭昇羊が登場、約100名にも及ぶ市民出演者とともに壮大な楽劇を堂々上演しました。