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白河市コミネス交響楽団

写真:白河市コミネス交響楽団

白河市コミネス交響楽団は、白河文化交流館コミネスに附属するオーケストラとして2021年6月に発足しました。しらかわ地域初の本格オーケストラとして、幅広い年齢層の団員が集まり活動しています。

交響楽団からのお知らせ

活動予定

通常練習
原則毎月第2・第4土曜日の午後1時30分から午後5時30分まで練習を行っています。
定期演奏会
毎年6月上旬に定期演奏会の開催を予定しています。
第3回定期演奏会は2024(令和6)年6月9日(日)に開催を予定しています。
その他
毎年11月に開催される「しらかわ音楽の祭典」に出演しています。
定期演奏会の他にもコンサートの開催を予定しております。

音楽監督 水戸 博之 よりメッセージ

写真:白河市コミネス交響楽団 音楽監督 水戸 博之

コミ響の本拠地の「コミネス」。この名称の由来には「小峰城」の他に「コミュニティ」の意味も併せ持っていると伺いました。
コミュニティは地域社会などと訳されますが、その語源はラテン語のコムニタス(communitas)で、共同の(co-)務め・貢献(munus)という意味だそうです。つまり「互いに人のためにそれぞれの役割を果たすこと」という所でしょうか。
そして、ご存知の通り同じ語源から「コミュニケーション」という言葉も生まれています。
ここで重要だと思うのは、この言葉の意味に包含されている「他の人と共有する」という概念だと思います。

何か物事や通念、想いなどを他者と共有する時に大切なのは、相手の事を理解しようとする積極的な気持ちだと思います。一方的に自分の意見だけを伝えるだけ、あるいは受け取るだけでは難しく、お互いの気持ちを理解した上で伝え合い、初めてお互いを受け容れ、共有することが出来るのではないかと思います。
同じことは、オーケストラにも当てはまると考えます。多くの人数で同じ音楽を作りあげていく行為はよくよく考えると大変な事です。しかし、それでも素晴らしい演奏をするオーケストラが数多ありますが、そのようなオケに共通して言えることは音楽上でのコミュニケーションが高い次元で取れているということです。細かなニュアンスがピタリと揃ったり、微妙なアゴーギクを表現できたり、一瞬でバランスを取れるのはどんなに個人練習を積んでも出来るものではありません。

私はこのコミ響が、それらの事が出来るオケになる事が夢です。日本にアマチュアのオーケストラは多くあれど、このレベルで演奏が出来る団体はそうそう無いと思います。 それを実現するためには、いくつか大事な事があります。
先ずは、練習前の事前の準備(個人練習)を(それぞれが出来る範囲で)する事です。準備がされていれば余裕が出来、演奏中にも周囲へ意識を向ける事が出来ます。オープンな状態であることは、コミュニケーションの基本姿勢でしょう。
次に、演奏中の自分の役割を理解して実践すること。今は自分が引っ張る場面なのか、誰かに合わせる場面なのか。合わせるとしたらどこのパートの誰に?あるいはどこを聞くべきか。それらの事はスコアを見ると段々と見えてくると思います。
そして最後に、練習以外の時間でメンバーや先生、スタッフなどとにかく一人でも多くの人と話し、仲を深めていく事です。お互いを理解していく事が、やがてはコミュニケーションの取れるオケへと変化していく唯一の道だと思います。
「名は体を表す」コミ響のこれからが楽しみでなりません!

白河市コミネス交響楽団 音楽監督
水戸 博之

音楽監督・講師プロフィール

音楽監督 水戸 博之 Hiroyuki Mito
1988年北海道江別市出身。東京音楽大学及び同大学院作曲指揮科(指揮)を卒業。在学中の6年間、給費特待奨学生に選ばれる。
指揮を広上淳一、汐澤安彦、田代俊文、加納明洋、三河正典各氏に師事。また井上道義、下野竜也、ピエタリ・インキネン、モーシェ・アツモン、ヨルマ・パヌラ各氏のマスタークラスを受講し薫陶を受ける。
これまでに札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団などに客演。
また、アシスタントとして大野和士、川瀬賢太郎、山田和樹氏らの公演に携わった他、NHK交響楽団より、2016年度のパーヴォ・ヤルヴィ氏のアシスタント指揮者に任命された。
日生劇場や藤原歌劇団などのオペラ公演に音楽スタッフとして関わる他、合唱指揮者として東京混声合唱団及び新国立劇場合唱団とも共演を重ね、同団の定期演奏会や文化庁主催巡回公演を指揮する他、2018年日生劇場「ルサルカ」公演(山田和樹指揮)や、2019年東京フィルハーモニー交響楽団「第九」公演(チョン・ミョンフン指揮)等多くの公演で合唱指揮を担当する。
現在、オーケストラトリプティーク常任指揮者、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスを務めている。
第一ヴァイオリン トレーナー 神谷 未穂 Miho Kamiya
桐朋学園大学、ハノーファー音大を共に首席卒業。
さらにパリ国立高等音楽院最高課程を修了。
国内外のコンクール多数受賞。国内外のオーケストラに度々ソリストとして招かれている。
(一財)地域創造の公共ホール音楽活性化事業協力アーティスト。
「フランスのブーケ」、「デュオイズム」「シューベルト幻想」「マラン・マレー 〜異国組曲」等のCDをリリース。
宮城県芸術選奨受賞。
現在、仙台フィルハーモニー管弦楽団、横浜シンフォニエッタ、千葉交響楽団特任コンサートマスター、宮城学院女子大学特命教授。
©Fotofolly
第二ヴァイオリン トレーナー 遠藤 香奈子 Kanako Endou
東京都交響楽団第2ヴァイオリン首席奏者。
横浜シンフォニエッタのメンバーを務める他、「The 4 Players Tokyo」のメンバーとしても活動、BSテレ東の番組「エンター・ザ・ミュージック」に定期的に出演中。
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。
在学中よりアンサンブル奏者としての能力を高く評価され、数々のコンクール入賞歴を持つ。
国内外の音楽祭等へ招かれ、室内楽からオーケストラの客演首席奏者まで幅広く活動している。
ヴィオラ トレーナー 百武 由紀 Yuki Hyakutake
東京藝術大学付属高校を経て、同大学卒業、同大学院修了。
浅妻文樹、ウィリアム・プリムローズ、セルジュ・コロー各氏に師事。
1999年まで東京都交響楽団に在籍し、首席奏者を務めた。
邦人作品、現代曲の初演も多数手掛けており1999年日本音楽コンクール作曲部門の演奏に対して、審査員特別賞を受賞。
カルテット「クワトロ・ピアチェーリ」において、平成22年度第65回文化庁芸術祭音楽部門大賞受賞。
東京シンフォニエッタメンバー。
第10回佐治敬三賞受賞。
室内楽、ソロ、オーケストラと幅広く活動。
「どのようなアンサンブルにあっても、常に音楽を活性化出来る類い稀なヴィオラ奏者」との評価を得る。
東京音楽大学客員教授、愛知県立芸術大学名誉教授、東京藝術大学講師。
チェロ トレーナー 三宅 進 Susumu Miyake
桐朋学園、インディアナ大学にて学ぶ。
新ヴィヴァルディ合奏団、群馬交響楽団首席チェロ奏者、イソ弦楽四重奏団チェリストを歴任。
公益財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団ソロ首席奏者。武蔵野音楽大学非常勤講師。
音楽監督を務める仙台市宮城野区文化センター主催の室内楽シリーズ「Music From PaToNa」が2015年第4回サントリー&ウィーンフィル音楽復興祈念賞を受賞。
アドバイザー 兼 コントラバス トレーナー 村上 満志 Mitsushi Murakami
島根大学教育学部を卒業、1971年東京藝術大学音楽学部器楽科入学。
在学中に東京都交響楽団に入団。
卒業後ドイツ政府給費留学生として渡独。
元ベルリンフィル首席コントラバス奏者のライナー・ツェパリッツ教授の下で研鑽を積む。
帰国後は東京都交響楽団首席コントラバス奏者として活動の他、ソロ・リサイタルや室内楽、またオーケストラのソリストとして活躍。
これまでに東京都交響楽団、広島交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団と協奏曲を共演。
オーケストラ活動の傍ら、昭和音楽大学、愛知県立芸術大学、名古屋音楽大学、東京音楽大学で後進の指導にあたった。
演奏活動の他にNHKテレビのドキュメント番組やドラマにおける音楽を指揮者として録音し、2000年を迎えるライブ番組ではソプラノの佐藤しのぶ女史の伴奏オーケストラを指揮した。
仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏事業部長を経て現在は東京混声合唱団参与を務めている。
木管楽器 トレーナー 岡本 正之 Masayuki Okamoto
1989年東京藝術大学音楽学部卒業、同年、東京都交響楽団首席ファゴット奏者に就任。
第6回日本管打楽器コンクールファゴット部門第一位、および大賞受賞。
2003年東京オペラシティリサイタルホールにて『B→Cリサイタル』。霧島音楽祭、木曽音楽祭などにも参加。
古楽器奏者としてもヘンデルフェスティバルジャパン等に参加。
東京藝術大学音楽学部准教授。
同大学音楽学部付属高等学校非常勤講師。
桐朋学園大学特任教授。
金管楽器・打楽器 トレーナー 岡崎 耕二 Kouji Okazaki
武蔵野音楽大学卒業。
同卒業演奏会、同島根県支部新人演奏会等に出演 在学中トランペットを福井功氏、室内楽をA.カーカス氏に師事。
第4回日本管打楽器コンクール入選。
NHK FMリサイタル等に出演。
新星日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団を経て、現在、東京都交響楽団首席奏者、紀尾井ホール室内管弦楽団、ザ・トランペットコンサートメンバー。
武蔵野音楽大学講師、昭和音楽大学講師、洗足学園音楽大学講師。

団員募集

募集の時期

原則、随時受付。


入団資格

(1) 小学校5年生以上の方。
(2) 弦楽合奏、吹奏楽等の楽団で2年以上の演奏経験を有する方、又は、同程度の演奏技術を有する方。
(3) 原則として練習に毎回参加できる方。


参加費

一般 年額36,000円
22歳以下 年額18,000円

分割納入可能


練習会場

白河文化交流館コミネスや白河市内の小学校等で練習しています。


入団の手続き

メールまたはお電話にてお申し込みください。

事務局
白河文化交流館コミネス

参加者の声

  • 50代男性

     私のオーボエ歴は3年程度で、最近はサクソフォンを中心に活動していました。
     仕事の都合で一度音楽から離れましたが、コロナの影響もあり、海外への往来が無くなったので再開したいと思っていたら、コミ響の募集が目に留まり、参加することにしました。
     オーボエは30年以上吹いていないので演奏できるのか不安でしたが、追い付いていけるように頑張ります。
     オケは初めての経験で、弦楽器の響きがすごく心地よいです。