トップ館長コラム談話室(19)

館長の談話室

談話室(19)

梅雨明けを待たずに、気の早い夏が一気にやってきました。

コミネスでは先月6月21日、話題を呼んでいた「HIMARI×吉田恭子 DUOコンサート」を無事開催することができました。

演奏会の素晴らしさは、もちろん、言葉にならないほど・・・!!!

宝物のような時間を、皆様と共に体験できたことを、なにより嬉しく思っています。

文字通り会場いっぱいの満席でお迎えしたお客様は、北は北海道、南は東京・関西をこえて、九州にまで及んでのご来場でした。

公演の素晴らしさと同時に、県外から多くの方々にお越しいただけたこと、白河を、そしてコミネスを知っていただけたことをとても嬉しく思います。

後日送っていただいたアンケートには「初めて白河に来ました。とても美しい町でした!」「コミネス、素晴らしいホールです!」「ぜひまた訪れたいです」というコメントをたくさん頂き、嬉しく、誇らしい思いでした。

 

コミネス大ホールの音の響きの素晴らしさは定評があります。

今までに、大ホールで演奏をしてくださった名だたるオーケストラや演奏者の皆様からも、「響きが心地よい」「演奏していて気持ちが良い」「繊細な部分の表現もしっかり伝わる」など、お褒めのお声をたくさん頂いています。

劇場の良し悪しを左右するこの「音の響き方」は、建設時の設計から工夫が重ねられ、さまざまな工学的、物理学的な計算や、作業に携わる人々の経験値や技術が積み重なり、さらには、使用される建築資材の質までが影響しながら、ようやく生み出されます。

けれども、それでもなお、想定していた状態の音響が作れるかどうかは、ほとんど神のみぞ知る・・(建築の専門家の方々に叱られそうですが)。

また、最終的には、公演時の天候、気温、観客の皆様の衣服などによっても影響が出るので、つまりは、“良い音“との出会いは、様々な条件が合わさってはじめて出会える”奇跡“のようなものなのだとも言えます。

おかげさまでコミネスの大ホールは、さまざまな計算や工夫や素材によって、素晴らしい状態のホールになっており、文字通り白河市の大切な財産といえます。

 

そして今日は、「七夕JAZZコンサート」として、サックスの名雪祥代さん率いる皆さんの演奏会がさきほど終演。アコースティックな生音だけでなく、音響と組んでの素晴らしい響きをお客様に堪能していただきました。

ぜひとも、今後も各演奏会に足を運んでいただき、ご自身の耳でコミネスの大ホールの素晴らしさを、体験していただきたいと思います。

職員一同、この素晴らしい宝物のホールを誇りに、素晴らしい”音“との出会いを、しっかりとお届けしていきたいと思っています。