トップ館長コラム談話室(22)

館長の談話室

談話室(22)

長引く天候不順に落ち着かない日々を過ごすうちに、気が付けば早くも本格的な秋がやってきました。
おかげさまでコミネスは上半期・春~夏のプログラムを無事に終了し、実りの秋シーズンを迎えています。

上半期は、4月のコミネス混声合唱団「スプリングコンサート」でスタートし、5月は白澤美佳さんとKOSEIさんによる「アフタヌーンコンサート」、6月はコミネス交響楽団定期演奏会、7月には劇団青年座「金閣炎上」、また「アフタヌーンコンサートVol.2」として谷川賢作さん、名雪祥代さんらによる「すばらしき映画音楽の世界」、さらには「コミネスKidsフェスティバル」と、多彩な公演に多くのお客様をお迎えしてきました。

久しぶりの本格的な演劇公演となった「金閣炎上」には「迫力ある舞台に引き込まれた」「演出効果に目を奪われた」「最後は涙が出た」などの感想をいただきました。またアフタヌーンコンサートは谷川賢作さんのユーモア溢れるお話に盛り上がり「若いころを思い出した」「面白くて心地よい時間だった」などの感想をたくさんいただきました。
Kidsフェスティバルには、今年は「段ボール迷路」が登場し、何度も挑戦するキッズたちが順番待ちの列を作るほどの大人気でした。

秋シーズンは9月6日、昨年に続き早稲田大学の津軽三味線愛好会・三津巴が力強い音色を大ホールいっぱいに響かせてくれて開幕しました。

そしていよいよ、ことしも「白河まちなか音楽」がはじまります!
10月10日10:30~の白河駅前イベント広場でのサックス演奏を皮切りに、11日16:20~の鹿嶋神社での尺八と箏公演まで、2日間かけて市内10か所でさまざまな演奏会合計20公演を行います。
また、最終日10月12日には、コミネス大ホールにて森麻季さんと錦織健さんによる「デュオ・リサイタル」を開催します。日本歌曲からオペラ・アリアまで多彩で美しいハーモニーにあふれる時間を存分にお楽しみいただけると思います。
そして10月23日には東儀秀樹さんとご子息の東儀典親さんによる、雅楽とポップスが融合する注目のコンサートを開催します。

毎年開催している「まちなか音楽」は、コミネスのホールを離れ、寺院やお店、チャペル、神社など、生活の中にある身近な場所で、さまざまな楽器の音色を楽しんでいただく企画です。実際私自身も毎年各会場に参加しながら、澄んだ秋の空気や、歴史や人の手のぬくもりが刻まれた空間で、目の前の楽器から伝わる生の音色に、震えるような感動を覚えます。

また、演奏会場の質を決定付ける「音の響き」「残響の度合い」において、来館した国内外の名だたるオーケストラ、ピアニスト、ヴァイオリニスト、マエストロの皆様から、多くの賛辞をいただいている「コミネスの大ホール」は、最上の音色を聴くために整備された劇場として、すべての演奏会を心地よく鑑賞していただけると思います。

「音楽が身近にある生活」の豊かさは、演奏を聴いている時間だけでなく、心と身体にしみこんで、しばらくはずっと居続けてくれるような体験をもたらしてくれることでしょう。
ぜひとも、実りの秋、充実したラインナップのコミネスに足をお運びいただけたらと存じます。