コミネスについて
館長ご挨拶
白河市のシンボル「小峰城」のふもと、JR白河駅エリアの西に、遠く那須岳を望んで建つ、高い大きな屋根と白壁とのコントラストが美しい劇場が『白河文化交流館コミネス』です。
文化芸術は心に活力をもたらし、生活に潤いや喜びを生み出してくれます。
『白河文化交流館コミネス』は優れた舞台芸術と出会う場所であると同時に、日常の生活のなかにある文化芸術空間としての魅力を兼ね備えています。
心に響く憧れの舞台芸術を身近に鑑賞することや、どなたも気軽に参加していただけるような舞台、そして館内のあちこちで展開できる魅力的な企画を作り感じること、創り出すこと、分かち合うこと、感動することを、たくさんお届けしたいと思います。
様々な文化活動をなさっている皆さん、子育て中のファミリー、中学生・高校生の皆さん、そして舞台芸術を愛するすべての皆さん…多くの皆さんに活用していただき、豊かで元気な毎日のためのお役に立てるコミネスでありたいと願っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
白河文化交流館コミネス館長 宮田 慶子
- 宮田 慶子（ミヤタ ケイコ）
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1980年、劇団青年座（文芸部）に入団。創作劇、翻訳劇、ミュージカル、オペラと多方面にわたる作品を手がける一方、演劇教育や日本各地での演劇振興・交流に積極的に取り組んでいる。日本劇団協議会常務理事、日本演出者協会副理事長。主な受賞歴に、94年紀伊国屋演劇賞個人賞、98年芸術選奨文部大臣新人賞、2001年読売演劇大賞最優秀演出家賞など。
2010年から2018年まで新国立劇場演劇芸術監督。
2016年4月より新国立劇場演劇研修所所長。
名称とシンボルマーク
白河文化交流館は、芸術文化による地域コミュニティの活性化や新たなコミュニティの形成を事業の基本方針のひとつとしています。更に、白河市の歴史的シンボルである小峰城の膝元に立地する施設であることから、小峰城のコミネとコミュニティを併せて「コミネス」とし、白河文化交流館が白河の芸術文化とコミュニティの拠点となるよう願いを込められています。
愛称コミネスのローマ字表記“cominess”の頭から3文字の『COM』を表現しています。
また、白河を代表する伝統工芸品である“白河だるま”の表情をモチーフに、市民が親しみやすいデザインとしました。
基本理念
白河市は、「士民共楽」の理念のもとに、“白河の民を想い、白河をひらいた”松平定信公の精神を今に受け継ぐ、歴史と伝統が息づく街です。定信公は、身分を越えいつでも誰もが共に楽しむことができる地として、塀や柵など設けない「南湖」を造営し、ほとりに茶室「共楽亭」を設けました。
この精神に基づく『市民共楽』を基本理念とし、「白河文化交流館コミネス」は、誰もが気軽に訪れることができるよう、白河文化を創造し、広く発信してまいります。
市民活動の発展
市民の芸術文化活動を志高く支援します
既存の市内の芸術文化をはじめとするすべての文化団体の活動が更に活発に行えるよう、また、これから芸術文化に親しもうとしている市民が気軽に活動を始められるよう、コミネスは志高く支援していきます。
新たな文化の創造
皆が集い、参加し、出会う、新たな白河市民の芸術文化を創ります
「コミネスの公演で出演者と観客が、観客と観客が出会う」
「コミネスでの練習で団体間の交流や新たなサークル活動が生まれる」
「日常的に立ち寄った人が文化に触れ、文化への興味が広がる」
コミネスはこのような新しい文化を創造する場を目指します。
交流機会の創出
共に語らい、共に学び、共に喜び、心に響く出会いを通して地域の絆を深めます
コミネスでの様々な体験や創造活動を共有することで、地域内外の繋がりを創出し、地域の絆を深めます。
白河の文化力向上
芸術文化を通じて、白河の魅力や文化を学ぶ楽しさを届けます
コミネスでの楽市、楽座などを通して、白河の魅力や白河で得た文化の楽しさを発信していくと共に、白河の文化力向上に努めます。
また、文化力の向上を通じて、子ども達の豊かな感性と創造性、意欲を育みます。
基本方針
市民の芸術文化活動の支援と新しい文化の創造
地域の文化活動の拠点施設として、活動の一層の拡大、強化が図られるよう支援するとともに、独自性を生かした事業を創り出すことにより白河市の新たな文化を育てます。
伝統文化の継承と革新
白河市の歴史的・文化的資源を活かした事業や既存のイベントと連携した事業を実施することで、白河らしさや個性を発揮します。
また、地域に伝わる伝統芸能を現代風にアレンジするなど、老若男女問わず、多くの市民に地域の歴史的・文化的資源に関心をもってもらうことを通じ、地域を誇りに思い、感動する心を育てます。
次世代を担う若い人材の育成
芸術文化は人格形成において重要な役割を果たすことから、子どもたちや若い世代を対象とする様々な事業を積極的に展開します。
鑑賞機会の創出
市民誰もが気軽に参加でき、共に楽しみ感動を共有できるよう、国内外の優れた芸術文化の鑑賞機会を提供します。
また、定期的にモニタリングを行うなど、市民要望の反映や潜在的ニーズの発掘に努めます。
地域活力の向上
ホール施設のみならず、カギガタモールや中庭など、複数の施設や機能を利用した事業を展開するなど、芸術文化のジャンルだけに捉われない魅力的な事業を展開し、市民の参加機会を創出します。
また、施設だけに止まらず、駅前地域やさらに広い地域での活動を行い、様々な場所や人々に芸術文化の魅力や楽しみを届けることにより、まちづくりの拠点として地域の活性化に寄与します。
白河市文化創造都市宣言
2016年10月23日の白河文化交流館コミネスの開館と併せて、白河市において文化創造都市宣言が行われました。
私たちのまちが文化の交流が奏でる感動の舞台となるよう、自ら学び、自らを高めることを誓い、「文化創造都市白河」を宣言します。
- 私たちは、豊かな自然に囲まれ、先人たちが紡いできた風格が漂う歴史と伝統のまち白河を愛し、誇りを持って未来へとつないでいきます。
- 私たちは、誰もが共に楽しむ「士民共楽」という先人の思いを継承し、白河の新しい文化を創ります。
- 私たちは、みちのくの玄関白河で、さまざまな文化・芸術に親しみ、地域にいきづく文化を磨き、世界へ発信します。