おかげさまで、「白河まちなか音楽 3Days 2022」(10月8・9・10日)と、「同・PartⅡ」(10月22・23日 大信、表郷、東)が無事に終了いたしました。
今年で4年目の開催となった、コミネスの年間ラインナップの中心となる“三日間9会場16公演”プラス”PartⅡ 二日間3会場3公演“のイベントに、連日多くの皆様がお越しくださり、市内だけでなく近隣各県、また、東京や神奈川、さらには関西からも各アーティストのファンの方々が駆けつけてくださいました。口コミ、S N Sなどで白河市の名前が全国に広まることを、とても嬉しく思います。
「まちなか音楽3Days」の魅力は、何と言っても、お寺の本堂、歴史的建造物の広間や庭、そしてまた澄み切った青空の下などで、「空気」の中に音楽が解き放たれ、染み渡っていくのを体験できることです。
改めて、「音楽とは、空気を楽しませること」、そして「音楽とは、耳だけでなく体全体で感じとるもの」なのだということを実感します。
いつもの演奏会とは違う、普段は生活の場所であったり、祈りの場であったり、静かな佇まいの歴史的な名所であったりする場所が、この時ばかりは「演奏会場」となって、彩りに満ちた音色が響きます。その意外性や非日常性を楽しんでいただけると同時に、音楽はどんな場所でも楽しめるという自由さに改めて気付き、また、白河の町の中にある素晴らしい空間も楽しんでいただけます。そしてまた、ピアノやチェロ、ブラスバンド、琴やヴォーカルや打楽器、そしてジャズなど、たくさんのジャンルの音楽を自由に聴いていただけるのも、この企画の大きな魅力です。
コミネスの大ホールは、音の響きの良さに一流演奏家の皆さんからも絶賛のお声をいただいております。また、小ホールでの公演は、舞台と観客席が近く、演奏家の呼吸まで伝わる臨場感満点です。
素晴らしいコミネスの施設で音楽をお楽しみいただきたいのはもちろんのこと、「まちなか音楽」の企画をきっかけに、毎日の暮らしの中に気軽に音楽を取り入れていただけたなら嬉しく思います。
ショッピングに出かけたり、映画を見に行ったり、レストランで食事をするように、音楽、ダンス、演劇などが、日常の中の「楽しみ」の一つであるようにと、コミネスがそのお手伝いをすることができたらと願っています。