早いもので、今年も年の瀬を迎えました。
おかげさまでコミネスでは、今年もたくさんのステージを皆様にお届けすることができました。
５月には、待ちに待ったコロナの５類移行とともにさまざまな規制が解除され、６月にはコミネス交響楽団の第２回定期演奏会、そして７月には人気の「トリニティ・アイリッシュ・ダンス」公演を開催しました。また、共催公演として世界的演奏家「辻井伸行コンサート」が実現しました。８月には「ケロポンズ」「タップダンス」「タニケンバンド」などが連日楽しいステージを繰り広げた「子どものための夏休み」公演。秋には９月に宝塚歌劇雪組公演、そして恒例となった「まちなか音楽３デイズ」、そしてこれも毎年開催しているバリアフリー演劇「Ｔouch~孤独から愛へ～」、また共催公演でお笑いコンビ「サンドウィッチマン」のライブ公演も実施しました。
また、東文化センターでは、「親子で物づくりイベント」や映画会をそれぞれ数回実施し、年代を越えた笑顔でにぎわいました。
市民の皆様のさまざまな発表会の場として、そしてまた、小学校から高校まで、市内の若い皆さんの文化活動の場として、たくさんの笑顔と元気な声をお迎えできたのも、この数年のコロナ禍では考えられなかった、幸せなことでした。
思い返せば、２年半に及ぶコロナの感染対策による規制の中、当初はコミネスもすべての動きをストップせざるを得ない苦渋の日々を送りました。やがて「検温・手指消毒・マスク・ソーシャルディスタンス」を厳密に実施したうえで、客席数５０％での公演をスタートしました。その後、少しづつ客席数を増やしながらも、毎公演、観客の皆様の安全と同時に、出演者の健康管理にも配慮しながら事業を進めてきました。
その中で、“当たり前に公演を実施できること”のありがたさを実感し、「ライブ」で実施することが、多くの綿密な積み重ねと努力とで実現する「奇跡」に近い「一期一会」であることを、あらためて痛感しました。そして、だからこそ、それぞれのステージが大切で尊いものであることを、あらためて心に刻みました。
今年も、多くのアーティストのみなさまと出会うことができ、そして何より、たくさんのお客様をお迎えすることができたことに、心より感謝をしています。
皆さんに足を運んでいただき、さまざまな舞台芸術・舞台活動を楽しんでいただき、日常の中の楽しみとして「劇場」「ホール」を身近に活用していただけるよう、コミネス職員一同、気を引き締めて新たな年を迎えたいと思います。
コミネスでは、年末から新年にも、続々と期待の公演が並んでいます。
来年も、「白河文化交流館コミネス」を、よろしくお願いいたします。