第6回ハイスクール劇王 ハイスクール劇王チラシ表 ハイスクール劇王チラシ裏 ハイスクール劇王とは 日本劇作家協会東海支部発祥で各地区に派生し、「天下統一」と題した全国大会やアジア大会まで発展した短編演劇大会「劇王」の高校生版。劇作・演出・役者・舞台技術のすべてを高校生が担い、福島県白河市では2014年から開催されている。審査員と観客の投票によって選ばれる「劇王」には白河市の工芸品による「優勝だるま」が贈られる。最も優れた高校生劇作家には「高校短編戯曲賞」が与えられる。 大会プログラム ●開会式 ●上演(1作品20分以内) ①『微熱センチメンタル』 ②『ネクタイ下長学園』 ③『私は、』 ④『あわー・さまー』 ⑤『君に見下される為に』 ●投票・講評 ●結果発表・表彰式 上演作品 今大会では、過去最多となる24作品の応募がありました。戯曲審査を通過した下記の5作品が上演されます。 ①『微熱センチメンタル』作:谷崎日哉 磐城高校 もし熱が出たら……もし咳が止まらなかったら……私は、私たちはどうしたらいいのだろう。これはとある姉妹が紡ぐ変革の物語。 ②『ネクタイ下長学園』作:山本一輝 岡山学芸館高校 どれだけ流行に乗っても東京基準で簡単に崩れ落ちていくもの。流行に敏感な人ほどそうだと思います。この物語はカースト上位から下位までの視線で流行について考えてみました。あなたもネクタイ下長、いかがですか? ③『私は、』作:萩原千尋 福島しあわせ運べるように合唱団 福島しあわせ運べるように合唱団は震災に生きる人々から学び、歌と劇で表現する合唱団。作者は当初からの中核メンバー。この作品は避難してきた同団員の心情や体験から、震災10年後の福島の子供達をえがいた物語。 ④『あわー・さまー』作:小泉友恵 磐城高校 暑くて暑くてたまらないけど、過ぎてしまうとなんだか寂しい。それが夏。でも時間っていうのは過ぎていきますからねぇ…ずっと夏って訳にもいきませんしねぇ…あー!大人になりたくないな~!!今がずっと続けばいいのにな~!! ⑤『君に見下される為に』作:横田鍬 保原高校 その男は、ドがつくほどのMだった。文化祭まで残り一ヵ月、何をするかも決まらない。そんなときでも男は笑顔で立ち向かった。暗黒の塊、終わらない仕事。男は悦んで引き受けた。全て順調に進んでいた、だが…。 ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、当日の上演が困難だと判断された場合、チームによって映像で作品を上映することがあります。あらかじめご了承ください。 観客投票資格について 全ての上演作品を観劇した方のみ投票できます。上演中に入退場された方は、投票権が無くなりますのでご注意ください。 審査員 ●佃典彦 劇作家、演出家、俳優。劇団B級遊撃隊主宰。締切をキチンと守ることから「名古屋のミラーマン」の異名を持つ。第4回読売演劇大賞優秀作品賞。第50回岸田國士戯曲賞。第3回俳優A賞。 ●今村修 演劇評論家。元朝日新聞記者。1993年から2010年まで、東京と大阪の学芸部、文化部などで主に演劇を担当。劇評など執筆。国際演劇評論家協会会員。 ●宮田慶子 演出家。劇団青年座所属。主な受賞歴に、2001年読売演劇大賞最優秀演出家賞など。2010~2018年新国立劇場演劇芸術監督。2016年より新国立劇場演劇研修所所長。2020年より白河文化交流館コミネス館長。