ピアソラ・パッション! 三浦一馬デュオ×寺井尚子クァルテット~ピアソラ生誕100周年によせて~
※本公演は、2021年11月21日に予定していた「リシャール・ガリアーノ・ジャパン・ツアー2021」の振替公演です。チケットをお持ちの方は、そのまま振替公演でご利用いただけます。払い戻しを希望の方は、こちらをご確認ください。 「リシャール・ガリアーノ ジャパン・ツアー2021」公演中止及び振替公演について
※振替公演のため、販売済のお席がございます。

出 演
●三浦一馬デュオ
三浦一馬(バンドネオン)/細川千尋(ジャズピアノ)
●寺井尚子クァルテット
寺井尚子(ヴァイオリン)/北島直樹(ピアノ)/仲石裕介(ベース)/荒山諒(ドラムス)
●浦久俊彦(ナビゲーター)
プログラム
< 第1部 >
♦三浦一馬デュオ アストル・ピアソラ オールプログラム♦
オブリヴィオン/ブエノスアイレスの冬/アディオス・ノニーノ/天使のミロンガ/バンドネオン協奏曲 第一楽章/アレグロ・タンガービレ
♦ステージトーク:ピアソラへの想いを語る♦
三浦一馬×寺井尚子×浦久俊彦(ナビゲーター)
~ 休 憩 ~
< 第2部 >
♦寺井尚子クァルテット♦
アストル・ピアソラ:ブエノスアイレスの冬/寺井尚子:出会い/スタンダード・ジャズナンバー ほか
※やむを得ず曲目が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
プロフィール

三浦一馬(バンドネオン)
1990年生まれ。2006年に別府アルゲリッチ音楽祭にてバンドネオンの世界的権威ネストル・マルコーニと出会い、その後自作CDの売上で渡航費を捻出してアルゼンチンに渡り、現在に至るまで師事。2008年10月、イタリアのカステルフィダルドで開催された第33回国際ピアソラ・コンクールで日本人初、史上最年少で準優勝を果たす。2011年5月には別府アルゲリッチ音楽祭に出演し、マルタ・アルゲリッチやユーリー・バシュメットら世界的名手と共演し、大きな話題と絶賛を呼んだ。2014年度出光音楽賞受賞。既成の概念にとらわれない意欲的な取り組みや、バンドネオンの可能性を追求する真摯かつ精力的な活動ぶりが2010年9月NHK「トップランナー」に取り上げられる。2016年はデビュー10周年を迎え、7月には大阪フィルハーモニー交響楽団第500回定期演奏会でバカロフの「ミサ・タンゴ」のソリストに抜擢され好評を博す。2017年、ドイツにてドグマ・チェンバーオーケストラとマルコーニ作曲の「カーメラタンゴス」で共演。また自らが率いる室内オーケストラ「東京グランド・ソロイスツ」を新たに結成し、さらなる活動の場を拡げている。2021年、ピアソラ生誕100年に合わせて、東京グランド・ソロイスツとしての初音源・最新盤「ブエノスアイレス午前零時」をリリース、同時にピアソライヤーを記念した全国ツアー公演の開催。また、NHK大河ドラマ「青天を衝け」の大河紀行音楽演奏を担当するなど若手実力派バンドネオン奏者として各方面から注目されている。使用楽器は、恩師ネストル・マルコーニより譲り受けた銘器、Alfred Arnold。

寺井尚子(ヴァイオリン)
1988年、ジャズ・ヴァイオリニストとしてプロ・デビュー 。寺井尚子ならではの表情ゆたかな演奏スタイルで人気の高いコンサートを中心に、テレビ 、ラジオ、CMへの出演や楽曲提供 など 、ジャズの枠組みだけにとどまらず 、幅広く積極的に音楽活動を展開し続けている。ケニー・バロン P に招かれてのニューヨークでの初レコーディング以来、リシャール・ガリアーノ Acc 、リー・リトナー Gt 、ボブ・ジェームス P 、ハービー・ハンコック P といった世界的アーティストと国内外のステージで数多く共演を重ね、いずれも好評を博している。寺井尚子の真骨頂たる繊細さと情熱的な表現力を併せ持つ唯一無二の 演奏で 、世界を舞台に活躍するジャズ・ヴァイオリニストである。「文化庁芸術選奨 文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)」( 2010 年)、「日本ゴールドディスク 大賞ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー<邦楽>」( 2004 年)他、受賞。 プッチーニの歌劇 「トゥーランドット~誰も寝てはならぬ」や映画「シンドラーのリスト」のテーマをはじめ、多彩なジャンルの楽曲を寺井尚子の世界観で表現した アルバム 『 Flourish(フローリッシュ)』 を 2020 年 4 月に 発表 。 2020 年、 新型コロナウイルス感染症が広がるパリに滞在していた アメリカ人ジャズ・シンガー、メロディ・ガルドーが呼びかけ、16 か国のミュージシャンがリモートでレコーディングした ビッグ・プロジェクト「パリより愛をこめて (From Paris with 」に日本から参加し話題を集めた (楽曲プロデ ュース:ラリー・クライン、編曲:ヴィンス・メンドーサ、エンジニア:アル・シュミット、スティーヴ・ジェネウィック )。

細川千尋(ジャズピアノ)
富山県出身。数々の賞を受賞し、2013年には、スイスのモントルー・ジャズ・フェスティバル・ソロ・ピアノ・コンペティションにて、日本人女性初のファイナリストとなる。同年11月、富山でソロ・コンサートを行い、モントルー・ジャズ・フェスティバル・イン・かわさきでは、チューチョ・ヴァルデス公演のオープニング・アクトを務め、連弾で共演。2014年9月、モントルー(スイス)で行われたセプテンバー・ミュージックにソロで出演。川崎市アゼリア輝賞受賞。これまでに、イタリア、スイス、ベルギーでソロ・リサイタルを開催。幅広いジャンルの演奏活動を国内外で行っている。2017年2月14日には大阪・ザ・シンフォニーホールにて大阪交響楽団をバックに熱演を披露、大好評に終わり、1年後に再演。録音では、2014年11月に全曲ソロ・ピアノ・オリジナル作品のデビューCD『Thanks!』を、2016年2月にはセカンド・アルバム『I’m home!』を発表。2017年11月リリースの『CHIHIRO』では、自身初となるピアノトリオ編成でのレコーディングを行い、同年12月に浜離宮朝日ホールにてピアノトリオライブを開催。2019年「モーツァルト・ジャズ」2020年「ラヴェル・ジャズ」を紀尾井ホールで開催し完売するなどクラシック曲のジャズ・アレンジを披露し好評を博す。ビル・エヴァンスの魅力に迫ったメジャー1stアルバム『MY VARIATIONS』を2019年9月18日キングレコードよりリリース。昭和音楽大学大学院修了。現在、昭和音楽大学附属ピアノアートアカデミーに在籍。江口文子氏に師事。

北島直樹(ピアノ)
1977年、青山学院大学在学中にプロ・デビュー。松本英彦、日野元彦、本多俊之のグループでレコーディングにも参加 。阿川泰子のアルバム「ジャーニー」、「サングロウ」でアレンジを担当したことがきっかけとなり、CM音楽の制作、アレンジやスタジオワーク、和田アキ子、岩崎宏美のツアーやテレビ出演など、多岐にわたる音楽活動を精力的に行う。2015年4月リリースの最新作「エス・ティー・ディー 」はじめ、自身のリーダー作を 4 枚リリース。また、寺井尚子のアルバム「アンセム」、「ヴェリー・クール」はじめ、最新作「フローリッシュ」他に参加、作曲家・アレンジャーとしても才能を発揮 している。1955年生まれ、静岡県沼津市出身。

仲石裕介(ベース)
大森成彦氏の演奏に感銘を受け、コントラバスを始め、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや関西のホテル、バー、ラウンジで演奏活動をスタート。その後、上京し、向井滋春グループ等で活動。前田憲男氏、井上順氏等のレコ ーディングや小池栄子 佐々木蔵之介の朗読劇伴、東京宝塚、東宝ミュージカル、雪村いづみ氏、中本マリ氏等との共演など、多岐にわたって活動中。近年はJAZZ を中心にライブ、コンサート、レコーディングに力を入れている。2020年より「寺井尚子カルテット」に参加。1987年生まれ、大阪府出身。
