白河まちなか音楽3Days 2023「マチネの終わりに」~本と音楽の素敵な出逢い~
音楽を愛する小説家と本を愛する音楽家が、音と言葉で対話するこれまでにないコンサート。
2016年に発表された平野啓一郎のロングセラー小説『マチネの終わりに』。クラシックギター界の若き天才と国際ジャーナリストとの、はかなくも美しい恋愛物語は、2019年福山雅治と石田ゆり子のダブル主演で映画化され、大きな話題となりました。
作家・平野啓一郎ならではの秘蔵トーク満載の「トークステージ」と小説のモデルの一人ともなったギタリスト・大萩康司の繊細なギター音楽を味わう「コンサートステージ」という編成です。音楽と言葉が織りなす、やさしい午後のひとときをお楽しみください。
★10/6(金)には白河市立図書館にて「マチネの終わりに」の映画上映会を開催いたします。音楽とともに映画のワンシーンがよみがえり、より一層本公演をお楽しみいただけます。ぜひ併せてお楽しみください。
「マチネの終わりに」映画上映会
【出演者】平野啓一郎(作家)、大萩康司(ギタリスト)、浦久俊彦(ナビゲーター)
平野啓一郎(作家)
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1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。
1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。40万部のベストセラーとなる。以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在した。美術、音楽にも造詣が深く、日本経済新聞の「アートレビュー」欄を担当(2009年~2016年)するなど、幅広いジャンルで批評を執筆。2014年には、国立西洋美術館のゲスト・キュレーターとして「非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」展を開催した。同年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。また、各ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。
著書に、小説『葬送』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』、『ドーン』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』、『ある男』等、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』、『考える葦』、『「カッコいい」とは何か』等がある。2019年に映画化された『マチネの終わりに』は、現在、累計60万部超のロングセラーとなっている。
大萩康司(ギタリスト)
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高校卒業後に渡仏。パリ国立音楽院やエコール・ノルマルで学ぶ。
ハバナ国際ギター・コンクールで第2位と審査員特別賞「レオ・ブローウェル賞」を受賞し、その後4年間イタリアのキジアーナ音楽院でオスカー・ギリア氏に師事した。ラ・フォル・ジュルネTOKYO、セイジ・オザワ松本フェスティバル、霧島国際音楽祭などの国内主要音楽祭に招かれるほか、最近ではN響(井上道義指揮)と「アランフェス協奏曲」を好演し、またモスクワ、コロンビア、キューバ、台湾での国際フェスティバルに招かれるなど、国際的に活躍している。録音も多く、新譜はメゾ・ソプラノの波多野睦美との「プラテーロとわたし」、チェリスト宮田大との「Travelogue」。NHK「ららら♪クラシック」「クラシック倶楽部」やMBS「情熱大陸」、テレビ朝日「題名のない音楽会」などテレビ出演も多い。
第6回ホテルオークラ音楽賞、第18回出光音楽賞受賞。現在、洗足学園音楽大学、大阪音楽大学各客員教授。
浦久 俊彦(文筆家・文化芸術プロデューサー)
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