読売日本交響楽団《喜びのベートーヴェン》
プログラム
ベートーヴェン:バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」
ベートーヴェン:交響曲 第7番
日本屈指のオーケストラである読売日本交響楽団が白河コミネスに初登場!ベートーヴェンの傑作3曲を極上のサウンドでお届けします。
指揮台に上がるのは、国内の主要楽団に次々とデビューを飾り、メキメキと頭角を現す松本宗利音。ベートーヴェンが唯一書き上げたバレエ音楽「プロメテウスの創造物」の序曲で開幕し、ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」では、ベートーヴェン演奏で高い評価を得る実力派・仲道郁代が、華麗なソロを披露します。古典派らしい格調あふれる美の世界をたっぷりとご堪能ください。
メインは交響曲第7番。かつてワーグナーが「舞踏の聖化」と評したように、リズミカルで躍動的な曲想が聴き手を興奮へと誘います。テレビドラマ「のだめカンタービレ」で使われ、改めて爆発的な人気を得ました。木管楽器が伸びやかなメロディを奏で、弦楽器は力強い弓さばきでエネルギーに満ちた演奏を展開します。‟新時代のシューリヒト”が読響から豊潤な響きを引き出し、圧倒的なフィナーレへと畳み掛け、熱狂のクライマックスを迎えるでしょう。どうぞご期待ください。
プロフィール
松本 宗利音(指揮) Shurihito Matsumoto,conductor

音楽界の未来を担う期待の新星として注目を浴びる若手マエストロ。1993年大阪府生まれ。東京芸術大学指揮科を最優秀賞であるアカンサス賞を受賞して卒業。指揮を尾高忠明、藏野雅彦、高関健、田中良和に、ヴァイオリンを澤和樹、曽我部千恵子に師事。芸大在学中にダグラス・ボストック、パーヴォ・ヤルヴィのマスタークラスを受講。東京シティ・フィルの指揮研究員を経て、2019年から22年まで札幌響指揮者として活躍した。これまでに読響はじめ東響、新日本フィル、大阪響、大阪フィルなど国内主要楽団に客演し、確かな構成力と生命力あふれる音楽で頭角を現している。名前の「宗利音(しゅうりひと)」は、20世紀の世界的指揮者カール・シューリヒトの夫人から直接名付けられた。
仲道 郁代(ピアノ) Ikuyo Nakamichi,piano

豊かな音楽性で人気、実力ともに日本を代表するピアニスト。日本音楽コンクール第1位、ジュネーヴ国際音楽コンクール最高位、エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞。ピッツバーグ響、バイエルン放送響、フィルハーモニア管、ドイツ・カンマーフィルなど海外オーケストラとも多数共演。
録音はレコード・アカデミー賞受賞作を含む「ベートーヴェン集成~ピアノ・ソナタ&協奏曲全集」「ドビュッシーの見たもの」ほか、著書には『ピアニストはおもしろい』などがある。ベートーヴェン没後200年に向け「仲道郁代 The Road to 2027リサイタル・シリーズ」を展開中。音楽がヒラク未来代表理事、地域創造理事、桐朋学園大学教授、大阪音楽大学特任教授。2021年度文化庁長官表彰、文化庁芸術祭大賞を受賞。読響とは共演多数。
読売日本交響楽団 (管弦楽) Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
