【謹告】全国共同制作オペラ『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)出演者変更のお知らせ
全国共同制作オペラ ヴェルディ/歌劇『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)にヴィオレッタ役で出演を予定しておりましたエヴァ・メイは、のど、首の激しい痛みを伴う頸肩腕症候群により1か月間の就労不可能との医師の診断により、日本への渡航および本公演への出演を断念せざるを得なくなりましたことを、お知らせ申し上げます。
代わってエカテリーナ・バカノヴァが出演いたします。バカノヴァは、ヨーロッパの歌劇場でのキャリアが豊富で、特に今回のヴィオレッタ役を得意としており、2015年には同役でロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン)にデビュー後、頻繁に登場しています。ゼンパー・オーパー(ドレスデン)やフェニーチェ歌劇場等世界中のオペラハウスでの出演実績もあり、メイの代役として今回のプロジェクトに相応しい世界的な“ヴィオレッタ”を持ち役とする歌手の一人です。
エヴァ・メイの出演にご期待くださいました多くの皆様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。
なお、この変更に伴うチケットの払い戻しはございません。何卒ご了承ください。
<エヴァ・メイから日本のお客様へのメッセージ>
“I am terribly sad that I am not able to come to Japan to sing this production of Verdi’s LA TRAVIATA. Unfortunately I will not be able to travel during the next weeks and I hope that I will be able to return to Japan to sing again for my Japanese audience.”
Eva Mei
この度日本へ行き、新制作のヴェルディの歌劇「ラ・トラヴィアータ」を歌うことが出来なくなり大変悲しく思っております。残念ながら現在数週間は飛行することが叶わない状況にありますが、将来また日本の皆様のために歌うことが出来ることを願ってやみません。
エヴァ・メイ
エカテリーナ・バカノヴァ プロフィール
ロシア生まれ。ドラマティック・ソプラノとして注目を集めており、2015年アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭最優秀女声歌手賞(ジュリエッタ賞)受賞。イタリアではフェニーチェ、トリノ、フィレンツェの各歌劇場、フランスではシャトレ座、シャンゼリゼ劇場、その他マドリードのテアトロ・レアル、バルセロナのリセウ大劇場、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス、ドレスデンのゼンパー・オーパー等世界中のオペラハウスへ度々出演している。
特にヴィオレッタのスペシャリストとして名高く、2015年フェニーチェ劇場(R・カーセン演出)を初め、ロイヤル・オペラ・ハウス、トリエステ歌劇場、サン・カルロス歌劇場(リスボン)等で現在まで継続して度々演じ、絶賛を博している。2020年はマドリードのテアトロ・レアル、イスラエル国立歌劇場にも同役で登場予定である。
“バカノヴァはアドレナリンが充填された劇的な強さで、過去に経験したどのパフォーマンスよりもヴィオレッタの絶望を完全に明らかにしていた。”(英国・ガーディアン紙)